オープンフィンガーグローブで行われた一戦で、時折笑顔を浮かべながら殴り合う衝撃の光景に視聴者騒然。「音がエグい…」「ガチのケンカマッチ」など驚きの声が多数寄せられた。
【映像】「音がエグい」“狂気”の喧嘩マッチ
 9月23日に横浜・ぴあアリーナMMで行われた「Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA」で、山口裕人(山口道場)と稲石竜弥(Team OJ)が対戦、トリッキー攻防と無骨な打撃戦を制した山口が判定勝ちを収めた。

 RISEが今年5月の「RISE on ABEMA」で初導入されたOFG戦。グローブに比べて面積が狭く選手たちからも「ピンポイントで刺すような痛さ」との意見も出ている。山口はこの試合に対応すべくブロック方法など戦うスタイルも変更し、準備を重ねてきた。対戦する稲石は普段は営業職、戦いの場では奇抜な行動が売りの“変態キャラ”に豹変する。我流のファイトスタイルは何をしでかすか判らない独特の世界観を持った選手だ。

 1ラウンド、両者前のめりで殴り合う展開。開始10秒、山口が奇襲のバックブローを放てば稲石がミドルで応戦。これが効いた山口がフリーズする手に汗握る幕開け。その後、左右の重いミドルとトリッキーな動きで稲石が試合を支配していく。

 一方、稲石の独特なフォームから繰り出される攻撃にやや困惑ぎみの山口。稲石のミドルをモロに受けながらも、身を挺して徐々に距離を潰して打ち合う展開だ。ラウンド残り1分、稲石のバックブローをかわした山口が返す刀で、バックブロー。「バコッ」と鈍い音とともに、稲石が腰から砕けてダウンを喫した。