<大相撲九月場所>◇十三日目◇24日◇東京・両国国技館
前頭九枚目・碧山(春日野)が前頭十三枚目・剣翔(追手風)を押し出しで下した一番で、敗れた剣翔が勢いよく落下し土俵下の審判と接触。だがこのシーンに鶴竜親方は「人がクッションになって、けが防止になる」と語り、視聴者から「親方はマット」「衝撃を吸収する」といった声が寄せられた。
【動画】力士と親方が衝突
立ち合い正面からぶつかり合った両者。だが碧山が突っ張りを交えながら力強く前に出続け、押された剣翔はなすすべなく後退、そのまま押し出されて勝負が決した。敗れた剣翔は勢いよく落下すると転倒。西側の土俵下で審判を務めていた元前頭・敷島の浦風親方と接触し、2人で横向きに倒れ込んでいた。剣翔は今場所負け越しとなる8敗目。勝った碧山は7勝目となる勝ち星を挙げた。
取組を終えて、ABEMAで解説を務めた元横綱の鶴竜親方は「やっぱり足に力が入りにくい。踏ん張れないんだと思います」と右足を負傷している剣翔の敗因を指摘。続けて、同じく実況を務めたフリーアナウンサーの生島ヒロシ氏が自身の観戦経験を振り返りつつ「砂かぶりで何回も観ていますけど、本当に力士が飛んできたら怖いですよ」と切り出すと、鶴竜親方は「怖いですよね。(けれど)力士は逆にありがたいです。人がクッションになって、けが防止になると思うんです」とユーモアを交えながら説明し、親方と接触することで剣翔が転がり続ける事態を防げたことを示唆した。
土俵下の審判とぶつかることには大けが防止の効果もあると語った鶴竜親方のトークに、視聴者からは「親方はマット」「衝撃を吸収する」といった声が相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗




