17歳・女子MMAファイター、無慈悲なヒジで壮絶KO 「容赦ない」「顔はやめてあげて」ファンからは悲痛な声も
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 女子MMAの一戦で、もはや虫の息の相手の腕を固定してヒジの連打でボコボコに…。17歳・女子ファイターの無慈悲すぎるファイトスタイルに解説を務めた青木真也が「サブミッションもできるのに、とことん相手を痛めつける。恐ろしさを感じますね…」と引き気味に称賛。一方的に攻撃を貰い続けた対戦相手に対して、ファンからは「かわいそう」「顔はやめてあげて」「容赦ない」など悲痛な声が上がった。

【映像】無慈悲なヒジで壮絶KO

 9月24日にシンガポールで開催されたONE Championship「ONE: REVOLUTION」でビクトリア・リー(シンガポール・アメリカ)とビクトリア・ソウザ(ブラジル)が対戦。2ラウンド後半、リーがグラウンドからヒジとパウンドの猛打でTKO勝ち。3試合連続でフィニッシュ勝ちで、無敗記録を更新した。

 ONEの強豪である姉・アンジェラと兄・クリスチャンの実妹に当たるビクトリア・リーは現在17歳。格闘エリート・ファミリーの中にあって、昨年わずか16歳でのONEとのプロ契約を結ぶなど大きな話題となった。北米のブラジリアン柔術大会に出場して15回優勝、レスリング経験も豊富なアスリートだ。対戦するソウザも柔術黒帯、総合格闘技5戦無敗、同じビクトリアという名前、昨年プロデビューと共通項は多い。ただ、身長166センチのリーに対して、ソウザは153センチ。同階級ながら対峙すると身長差13センチ、手足のリーチ差は一目瞭然だ。

 試合開始とともに遠い距離からリーの前蹴り、さらに右のパンチが入ると前によろめくソウザだが、ここは持ち直しフットワークを活かしながら至近距離で打ち合うシーンを演出。スタンドでの攻防はやや荒削りなリーだが、強引なテイクダウンからガッチリとハーフポジション、ヒジからチョーク、さらに立ち上がりケージ際でヒザから首投げなど、主導権を握っていく。ラウンド終盤、リーが下から三角締めを狙ったが、ここは極めきれずソウザが残り時間を凌いだ。

17歳・女子MMAファイター、無慈悲なヒジで壮絶KO 「容赦ない」「顔はやめてあげて」ファンからは悲痛な声も
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 2ラウンド、スタンドで打ち合う展開。リーチで勝るリーがここでも優勢だが、リーは強引に投げて得意のグラウンドに持ち込む。ハーフポジションからヒジの連打、マウントをとるとバックから抑え込んでさらにヒジの連打…。冷徹なヒジの雨あられにABEMAのファンからも「ヒジえぐい」「顔はやめてあげて」「容赦ない」といった声が続出。

 必死のソウザは体勢を変え、ヒジをもらわないように試みるが、完全に釘付け状態だ。リーの無慈悲なヒジの連打が降り注ぐと、ゲスト解説を務めた青木真也も「無慈悲に感じますね…サブミッションで行っちゃえはいいのにと思うんですけど。実力差があるのにとことん痛めつける」とリーの冷徹なファイトスタイルを指摘。

 フィニッシュに向けてポジションを変化させるリーは、スタンドでチョークから足を狩ってマットに叩き続けると、再び上から相手を拘束しながら一方的にヒジとパンチを打ち下ろし、ここでレフェリーが試合を止めた。

 あまりにもエグいフィニッシュシーンに「もう止めて」「かわいそう」「ハリトーノフのような冷酷さ」など、ソウザへの同情の言葉が並んだ。すると青木も「無慈悲でエグいなと思ったのは、相手がディフェンスできないようにロックしているんですよね。そしてヒジを連打しました。うーん恐ろしさを感じますよね…」と唸り、17歳の先天的なドSすぎる格闘センスを称賛していた。

(C)ONE Championship

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