岸田総理の「新しい資本主義」、成長と分配のための具体策は会見で見えた? ABEMA Prime,衆院選2021 2021/10/05 16:38 拡大する 4日夜、初の記者会見に臨んだ岸田総理。『ABEMA Prime』に出演した元産経新聞政治部長でジャーナリストの石橋文登氏は「とても不思議だ。確かに非常に丁寧で、寄り添うような会見だったとは思うが、度々強調していた“新しい資本主義”とは何なのか。本当にやりたいことは何なのだろうか。さっぱり分からなかった」と疑問を呈する。【映像】党人事が火種に?"3A"配慮のはずが...安倍氏なぜ不満 「成長と分配の好循環と、それを実現するための会議を開くということだが、それはアベノミクスと一体何が違うのか。アベノミクスは企業に対してベースアップを強力に要請したり、最低賃金を上げさせたりした。一方、子育て世代、働いている世代に対して手厚くするという課題はあった。そうした部分をもっと具体的に言わないと分からない。税制に切り込むのか。それとも社会保障に切り込むのか。その辺りには触れず、“人生100年時代の不安解消”と言われても、投資家たちは反応しないと思う。だから岸田政権が発足しても、株価が上がらないのではないか」。 続きを読む 関連記事