組み合わせを見ただけで「うおー!すご!あー!」と、言葉にならない声が連続した。将棋好きで知られるお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄は、女流棋界初の早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」のドラフト結果を見ると、こんなリアクションだった。10月2日のドラフト会議放送前には、3チームほど予想を立てていたが、里見香奈女流四冠と、妹の里見咲紀女流初段を指名するところは的中。早くも咲紀女流初段に、企画で得意の大食いを披露するべきだとアドバイスを送った。
【動画】第2回女流ABEMAトーナメント ドラフト会議
近年、主に「観る将」として、将棋の魅力にどっぷりハマった高橋は、対局だけでなく棋士、女流棋士のインタビュー、書籍などもチェック。どんどん将棋界の知識を蓄えている。それでも、女流棋界の人間関係などは、これからの研究課題。そこに今回の女流団体戦の開幕は、もってこいの一言だ。「男性のABEMAトーナメントがめちゃくちゃ盛り上がりましたからね。女流のみなさんも、これで関係性とかいろいろ見えて、ファンもめちゃくちゃ増えると思います」と、期待している大会だ。
事前に予想をしていた里見女流四冠のチームには、妹の咲紀女流初段と、レジェンド清水市代女流七段が入った。「清水さんのようなレジェンドの方がどこに入るのかとは思ったんですよね。出てほしかったし。指名されるリーダーの方が全員20代なので、指名をするのに気も使ったと思います」。ここでファンの期待に応えようとしたのが里見女流四冠。妹の指名も、同じ理由からだった。
ここで高橋が、ぜひともやってほしい企画があると言い出した。「咲紀さんは、将棋に関係ない大食いのYouTubeをされているんですけど、今回も控室で大食いをやってほしいんですよね。あと、編集なしの動画で弁当を食うシーンとか。男性の大会でもあったんですよ」と、ひたすら咲紀初段が食いまくる映像が、ここでも見たいという。姉妹で2人ならまだしも、里見女流四冠が対局をしている最中に、作戦会議室で清水女流七段と咲紀女流初段が2人いる状況で突然、咲紀女流初段がもりもりと食べ始めたらどうなるか。これだけでも、どっきりのようなおもしろい映像になりそうだ。
◆第2回女流ABEMAトーナメント 第1回は個人戦として開催され、第2回から団体戦に。ドラフト会議で6人のリーダー棋士が2人ずつ指名し、3人1組のチームを作る。各チームには監督棋士がつき、対局の合間にアドバイスをもらうことができる。3チームずつ2つのリーグに分かれ総当たり戦を行い、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。チームの対戦は予選、本戦通じて、5本先取の9本勝負で行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)