1日、今年も全国各地の企業で内定式が行われた。コロナ禍ということもあり、昨年に引き続きリモートで実施した企業も多いようだが、もしもその内定が、まさに“リモート”による“受験代行”で勝ち取られたものだったとしたら…。
家事代行サービス、さらには謝罪代行など、様々な代行業がインターネットで簡単に見つかる時代。実際、「WEBテスト代行」と検索してみると、数多くの業者がヒットする。
こうした代行サービスを通じ、これまで100件以上の“替え玉受験”を請け負ってきたという大学4年生の西村さん(仮名)は「アルバイト収入みたいな形だ」と話す。「罪悪感がない、と言えばウソになるが、今はズルでもしないと通らないということも聞くし、僕自身、真面目にやってバカを見てしまった方なので、ある意味“復讐”ではないが…」。