【米大リーグ】アストロズ5-4レッドソックス(10月15日・日本時間16日/ヒューストン)
レッドソックスの先発・セールの立ち上がりを攻め、アストロズが先制するも、ポストシーズン絶好調のヘルナンデスのひと振りでレッドソックスが逆転。しかしその後、アストロズもアルトゥーベの目の覚めるような一撃で試合を振り出しに。そんなシーソーゲームをアストロズが5-4で制したこの試合の7回裏、アストロズの勝ち越し打を放ったコレアの“あるパフォーマンス”が、視聴者の間で話題となっている。
【動画】コレアの“時計パフォーマンス”
7回裏レッドソックスの攻撃、先頭の3番ブレグマンがショートゴロ、4番アルバレスも空振り三振に倒れた後で登場したのは、5番コレア。内外角に散らす形でカウントを整えにかかるレッドソックスの6番手・ロブレスに、この試合、2安打とボールが見えている様子のコレアは一歩も譲らず2-2の平行カウントに。迎えた6球目、ロブレスが投じた真中高めの鋭く振り抜いたコレアの一打は、レフトスタンドに叩き込む値千金の勝ち越し打となった。この打撃について西岡氏は「あの高さは、90(マイル)後半のスピード、150(キロ)後半ですよね。そのスピードでもあの高さを弾き返す。これがコレアのスゴさ」「今、鳥肌立ちましたね」と絶賛した。
快音を残し、打った瞬間にそれとわかる特大弾に、打ったコレア自身は打席からすぐには走り出さず、ホームベース付近で、自らの左手首を指差しながら、まるで“腕時計”を示すかのようなパフォーマンスを披露。その後、レフトポール近くのスタンド上段へと吸い込まれていく打球の行方をほとんど見ることもなく、ゆっくりと走り始めた。
アストロズは初のワールドチャンピオンに輝いた2017年に、センター後方に設置されたTVカメラの映像をベンチ内のモニタで確認し、そこから相手捕手の出すサインから配球を割り出して、ジェスチャーなどで味方打者にその内容を伝えていたという“サイン盗み”の疑惑が浮上。後に行われたコミッショナーの調査により、500万ドルの罰金や、GMと監督のシーズン活動停止、2年分のドラフトにおける1巡目、2巡目の指名権剥奪など、厳しい処分が下された。そうした経緯からなのか、今回の地区シリーズでも、アストロズに敗れたホワイトソックスのリリーバー・テペラが、アストロズによる“サイン盗み”疑惑を匂わす内容をコメント。それに対しコレアは、テベラの発言を「事実無根のいちゃもん」とした上で、反論していた。一方、レッドソックス側も2017年に、コーチや球団職員がApple Watchを使ってサイン盗みをしていた疑惑が浮上。ニューヨーク・ヤンキースが苦情を申し立てるという騒動が発生しているため、コレアが今回披露したパフォーマンスは、活躍のたびに自軍だけが“サイン盗み”について疑惑の目を向けられることへの“あてつけ”的なニュアンスを持っているとみられる。そのため、解説の西岡氏は「ボストンベンチからすると、かなりイラっと来てますよね。」「このシリーズ、ちょっと何かが起こりますね」と、今後の波乱について示唆しつつコメントした。
なお、こうしたコレアの貴重な勝ち越し弾と、パフォーマンスに、視聴者からは「コレアはApple Watch煽りをしてたのね」「コレアはヒールじゃない… ヒーローだ!!!」「コレアかっこよすぎて、あんなん惚れちゃうやろ。MLBでトップクラスに好きな選手やわ」「コレア、まーた煽ったんか」「コレアはあんまり好きじゃないですけどこれちょっとカッコよかったです笑」といった反響が寄せられている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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