言われて見れば、そう見えてくる?女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」の予選Bリーグ第1試合、チーム加藤とチーム渡部の対戦が10月30日に放送された。この第1局で対戦したチーム加藤のリーダー加藤桃子女流三段と、チーム渡部の内山あや女流2級。相居飛車からの熱戦になった本局だったが、戦況を見守っていたはずの仲間たちは、まるで違うところに着目していた。
何気ない会話を繰り広げていたのは、チーム加藤の香川愛生女流四段と野原未蘭女流初段。両チームにとって最初の対局でもあり、どんな序盤になるかというところだったが、まるで関係ない“初手”を出したのは香川女流四段だった。
香川女流四段 なんかこの2人って、ちょっと雰囲気似てるよね。
新型コロナウイルスの感染防止のために、両対局者ともにマスクを着用していたことで、この日は目元しか見えない状況ではあったが、それでも顔立ちの雰囲気が似ていることを感じたようだ。
野原女流初段 あ、わかります。
香川女流四段 並んで話してたら結構そっくりさん。姉妹に見えるよね。
この何気ない気づきに、視聴者も早速反応。「姉妹みたいだよねw」「周りから見ても似てるんだw」「やっぱり似てると思うのね」と、同意見という声が多かった。
加藤女流三段は奨励会出身で、タイトルも8期獲得。一方の内山女流2級はまだ17歳と、プロの世界に飛び込んだばかり。顔立ちだけでなく、その棋力でも先輩に似た強さを身に着けられれば、さらに大きな舞台で対戦する機会も出てきそうだ。
◆第2回女流ABEMAトーナメント 第1回は個人戦として開催され、第2回から団体戦に。ドラフト会議で6人のリーダー棋士が2人ずつ指名し、3人1組のチームを作る。各チームには監督棋士がつき、対局の合間にアドバイスをもらうことができる。3チームずつ2つのリーグに分かれ総当たり戦を行い、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。チームの対戦は予選、本戦通じて、5本先取の9本勝負で行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)