麻雀プロ団体・最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「最高位」を争う決定戦の最終・第5節が11月17日に行われ、前節まで首位を走っていた鈴木優が逃げ切り、初の最高位に輝いた。
前節の大活躍で2位以下に150ポイント以上の大差をつけていた鈴木だったが1回戦でラスを引き、2回戦は2着だったものの、この2戦で2番手の醍醐大が連続トップと猛追。その差も50ポイントを切り、一気に接戦模様となっていた。それでも3回戦ではラス寸前だったところをオーラスで3着浮上で失点を最小限に留めると、最終4回戦は2着で逃げ切り。念願のビッグタイトルを獲得した。
頂点に立った鈴木は「少し前までは麻雀を打つときは勝ちたいとばかり考えていたんですが、応援してくださる方のおかげで勝つ姿を見せたいと気持ちも変わって、皆さんに感謝しています。持ち味を磨いて苦手な部分をなくすよう努力してまた来年戦いたいと思います」と、喜びを溢れさせていた。
【試合結果】
1位 新井啓文 ＋108.9
2位 醍醐大 ＋8.1
3位 鈴木優 ▲52.5
4位 園田賢 ▲64.5
【最終成績】
1位 鈴木優 ＋108.9
2位 醍醐大 ＋8.1
3位 新井啓文 ▲6.1
4位 園田賢 ▲104.9
◆最高位 最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル。A1リーグは全12節、48半荘のリーグ戦を行い、上位3人と前年優勝の最高位の4人で決定戦を行う。決定戦は1日に半荘4回戦の5日制で、計20回戦行われる。
◆最高位戦日本プロ麻雀協会 1976年に設立。東京、関西、東海、北海道、新潟に拠点があり、所属会員数は約380人。主なプロは金子正輝、近藤誠一、村上淳、石橋伸洋、茅森早香、石井あや、大平亜季ら。主催タイトル戦は最高位、女流最高位、最高位戦Classic、發王戦、新輝戦、女流名人戦、新人王戦。代表理事・新津潔。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
