熱い思いが集結する団体戦が、男女混成だったら愛が芽生えていたかもしれない…?開催中の女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」。本戦トーナメントを前に、チーム西山の西山朋佳女流三冠、上田初美女流四段、山口恵梨子女流二段が、監督を務める藤井猛九段の51歳の誕生日パーティーを行った。この様子を収めた動画の中で、山口女流二段が仲間との戦いについて「チームが男女混成だったら、絶対誰かしら結婚すると思います」とびっくり発言。周囲も笑いと驚きに包まれた。
山口女流二段は、予選で対局では必死に戦い、大量の応援グッズを持ち込んで全力応援と、大会参加者の中でも最も団体戦の楽しさ、重圧を存分に味わっている女流棋士だ。その思いの強さゆえに、対局の合間には涙することもしばしば。「涙腺が崩壊しているんで」と泣き笑いすることも多かった。
そんな感情の起伏を実感しているからこそ、これが男女混成チームだったら、何か別の感情が芽生えても不思議ではない。それが「誰かしら結婚すると思いますよ」というコメントだった。これには3人のうち唯一の既婚者・上田女流四段が「何を言ってんだ」と笑い飛ばしたが、山口女流二段は「相当な吊り橋効果だと思う」と続行。心理的に不安定、高揚したところを共有することで、結びつきが強まる現象が、この緊迫の団体戦でも起こり得るとし「危ないですよ、絶対!」と声を張った。
これには藤井九段も乗っかり「2対2の男女混合の4人チームだったらね。確かにもう少し(一緒の期間が)3カ月ぐらいあったらね」とニヤリ。山口女流二段が「青春をさせていただいている感じがします」とも語ったが、まさに学生の部活動のノリで戦えば、同じ目標に向かって戦っているうちに、肩を組んでいた仲間と、恋心を持って手を握り合うようになっても不思議なことではない(?)。
(ABEMA/将棋チャンネルより)