20日、『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』が行われ、朝倉未来が調印式で屈辱の挑発行為を受けたBigbangウェルター級の現役王者であるモハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾)と対戦。「失神させる」とまで豪語したモハンをスタンディングの攻防から左右の連打でわずか37秒で沈めて見せた。
因縁の始まりは18日に行われた調印式でのこと。2人目の挑戦者として登場したモハン・ドラゴンが自らのツバを手に吐き掛け、その手で朝倉未来の頭を掻きむしる衝撃行動に出て調印式の空気を一瞬にして凍り付かせた。予想外の挑発を受けた受けた朝倉は目を見開き正面を見据えると、乱れた髪、さらに心を落ち着かせるようにゆっくりと髪をかき上げてその場を収めたが、本番での対戦に向け、暗雲が垂れ込めたのは誰の目にも明らかだった。
この日に向けて髪形をコーンロウに変えるなど本気度をうかがわせた朝倉。注目のファイトはモハンが待つ倉庫での戦いとなった。互い距離にパンチと蹴りで距離を探り合う二人。その後、モハンが左フックで距離を詰めると、そこに朝倉が左フックを合わせ、続けざまに左、さらに右アッパーを合わせ、スタンディンの攻防のみでモハンを沈めた。わずか37秒の出来事だった。
調印式では現役王者であるモハンに対して「結構ガチが来た。リスクの大きい強い相手が来た」と率直にその実力を評価した朝倉。RISE世界フェザー級王者の那須川天心が認める豪腕については「当たらない。問題ない。喧嘩の巧さを見せる」と話し「1分以内(で倒す)」と宣言。さらに「キックボクサーなんでね。総合格闘家に喧嘩を売ったらどうなるかを教えてあげますよ」と言い放っていた。
今回のストリートファイトは、控室から4人が野外に放たれ、顔を合わせると同時にバトルがスタート。着衣のまま闘い髪を掴むなどの何でもあり。元プロファイターや総合格闘技レフェリー経験者が立会人となって勝敗を判定。戦意喪失、戦闘不能またはどちらかが降参した場合に決着がつくなどの特別ルールで行われた。