ある人は堂々とぱくり、ある人はひっそりもぐもぐ…。女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント準決勝・第1試合、チーム里見とチーム西山の対戦が11月20日に放送された。里見香奈女流四冠と西山朋佳女流三冠という、女流棋界の2トップが揃う戦いは、フルセットにもつれ込む接戦の末に、チーム西山が勝利を収めて決勝進出を決めた。惜しくも敗れたチーム里見だが、時折映された作戦会議室での“盤外戦”のかわいらしさでも、好勝負を展開。その中でもファンお待ちかねの“もぐもぐタイム”では、里見咲紀女流初段が期待通りに働いた。
咲紀女流初段はYouTuberとしても活動しており、そこに公開する動画は将棋とは一切関係なく、細身の体ながらも大食いキャラとして人気となっている。今大会でも、対局の合間に用意されていた弁当、持参のお菓子などを次々と頬張る様子がファンの注目の的になっていた。
咲紀女流初段の食事シーンが映ったのは試合も終盤、第7局だ。清水市代女流七段が西山女流三冠との対局を始めたところで、弁当に手をつけ始めた。1局あたり約20分かかり、その間のオーダー会議、作戦会議などを含めれば、1局につき30~40分はかかる長丁場。試合開始前に栄養補給をしていたとしても、3~4時間は経過したとあっては、咲紀女流初段のお腹もだいぶ空いていたことだろう。再び食べている様子が映し出されると、今度は強烈な一手を繰り出すかのように、大口でぱくり。これにはファンからも「むしゃむしゃ」「もはや食う姿が名物」「めっちゃ食ってる」「一口がデカいw」と笑いが起きていた。
これと対照的だったのが清水女流七段だ。自身の対局を終え、第8局は逆に咲紀女流初段の対局を見守る側になっていたが、里見女流四冠とともに談笑しながら観戦していたところ「チャンス?咲紀ちゃん」というコメントは、なぜかカメラのフレーム外から。さらにその口調からするに、口に何か入っているような感じがあり、これにもファンから「何か食べてるっぽい」といった指摘が入っていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)