北海道苫小牧市は3日、同市で生活保護業務を担当する男性職員が受給者に対し「人間ではない」など中傷する言葉をSNSに投稿していたと明らかにした。市は謝罪し、現在投稿は削除されている。今回の問題は、市役所への匿名の通報で発覚したという。
【映像】該当の男性職員(20代)がSNSに投稿した内容 ※現在は削除
この問題に、ニュース番組『ABEMA Prime』に出演したネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき氏は「(生活保護受給者の中には)嘘をつく人や生活習慣に難がある人もいる」とした上で「職員の負担や、不満が出るのは当然だ」とコメント。現状の生活保護制度について「生活保護がほしい人には厳密な審査をせずにさっさとあげて、もし本人が嘘をついていたら、その後、税務署が差し押さえをして持って行くとか、その方が(職員にとって)いいのではないか」と提言した。
過去、生活保護業務を担当していた職員が切りつけられるという事件があった小田原市では、さまざまな改善を行っている。相談しやすくするために窓口のレイアウトを変更、パンフレットの改善などした結果、今では相談件数も増え、受給世帯数が増えているという。
小田原市の例にひろゆき氏は「受給の増加自体が社会にとって良いことかどうかは別」とした上で「相談件数が増えることはいいことだ」と肯定。
「相談件数を倍にしましょうとか、それぐらいの方が社会にとってはいいんじゃないか。普通に働いて生活しているけど、あんまりお金がない人が、役所で『実はこういう補助金があるよ』と言われるまで知らない人もいる。子育て家庭向けに、自治体の人が子どもを代わりに見てくれて、その時間で家族が仕事に行けるという制度を作った地域もある。困ったら役所に相談するという習慣ができると良いんじゃないか」 (『ABEMA Prime』より)
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