才賀紀左衛門、“67秒”衝撃KO負け 関根勤が苦言「超一流の大会は厳しいということ」魔裟斗は減量失敗を指摘
【映像】才賀、67秒の衝撃KO負け
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 魔裟斗が「(急激な)減量で動きが良くないと思う」と敗戦を予想すると、その予言がズバリ的中。1ラウンド67秒の瞬殺KO劇に、いつもは穏やかなゲスト解説の関根勤も「プロの超一流の大会は厳しいということ」と厳しい口調でダメ出しをした。

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 12月4日にエディオンアリーナ大阪で開催された「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN」。才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)と玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)の対戦は玖村が1ラウンド67秒、才賀に何もさせずに右一撃KOで沈めてみせた。前日計量前に「12.1キロも落とした」と発言していた才賀のコンディション不足に解説からは苦言も聞かれた。

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 今年3月の対戦は才賀の怪我により延期。前日計量を前に才賀が「69.7キロから57.6キロまで減量した」と現在交際中の恋人のサポートに対する感謝をアピールしたが、急激な減量についてABEMAでゲスト解説を務めた魔裟斗は「短い期間で(減量で)落としていましたよね。あまり動きが良くないんじゃないかなと思います」とゴング前から警鐘を鳴らした。

 試合序盤、ミドルとローから入る玖村に対して、才賀は距離を縮めて左のストレート。これに反応した玖村は、ミドルと右フックを振り回し打ち合う姿勢だ。直後、わずかの攻防で確信したか魔裟斗は「(左衛門は)スピードが無いですよね…キレがない」とつぶやくと、玖村がクロスでの打ち合いを当て、さらに飛びヒザで才賀の動きを止める。一度はジャブで反撃した才賀だが、玖村が返した強烈な右ストレート一撃でガクリと崩れ落ち、大の字になってダウン。グッタリとした表情で天を仰ぎKO負けのゴングを聞いた。

 わずか67秒のあっけない幕切れに、普段は選手たちに対しては温厚な関根勤も「やっぱりね、プロの超一流の大会は厳しいということですよ」といつになく強い口調でダメ出し。さらにゲスト解説の佐藤嘉洋が「魔裟斗さんの目が怖い、判っちゃうんですね」と試合前からコンディションを見抜いたことに言及すると、魔裟斗は「体重ってもの凄い大事なんですよね。短い間で7〜8キロ落としたら計量するとすぐに戻るんで重いんです。手足がむくんでいる感じがするんで、スピードが出ないんです」と急激な減量が試合に与える影響を詳しく解説。すると視聴者からは「魔裟斗は預言者だなぁ」「やっぱり色々わかるから凄いな」といった言葉が並んだ。

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 一方、マイクをとった玖村はファンへの感謝を語ったあとで「(才賀選手は)昔、活躍していた選手ですけれど、今のK-1に戻ってきて“すぐに活躍できないよ”というところを見せれた。また下から這い上がってきてくれたらなと思います」と敬意を表しつつも、熱い思いを淡々とマイクにぶつけた。

 すると、苦言を呈した関根も「もう少し早く調整してコンディションを整えて来て欲しい」と才賀にエール。ファンからは辛口意見が多く寄せられたが、その中にも「父ちゃん頑張れ」「子育て大変だろうな」など、温かい応援コメントも見られた。

 試合後に自身のアメブロを更新した才賀は「動きは悪くなかった でもKOで負けました 少し考えます ただ悔しい 応援していただいたのにゴメンなさい」とファンに謝罪。さらにその後も「辛い、苦しい、悔しい 僕にはずっと格闘技しかなかった でもこんな負け方をして正直自信がない」など、揺れ動く心境を吐露。そのうえで「今回の負けは正直かなり悩む 自分を見つめなおさないと 僕には大切な家族がいる 守らないとダメな家族がいる」と前を向いた。 

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