「まず父が介護度4になった。父のサポートをしていたら、母が認知症を発症した」
 ある日、両親の介護が同時に始まった黒澤うにさん(40代・女性)。支えることが「子どもの務め」だと思った黒澤さんだったが、その生活が5年、6年と続き、先の見えない生活に頭を悩ませてきた。