“くの字”悶絶…カウンターでのギロチン葬 試合後の両者の振る舞いに「友情芽生えるやつ」反響も
【映像】カウンターギロチン葬に“くの字”悶絶
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 両者が互いの技量を認め合う拮抗した戦いの結末は、衝撃的な返り討ち。飛び込んだ一瞬のスキを突いたカウンターでのギロチンチョーク葬だった。

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 12月17日にシンガポールで開催されたONE Championship「ONE: WINTER WARRIORS II」、ビタリー・ビグダシュ(ロシア)とファン・ロン(中国)の対決は、3ラウンド飛び込んだファンのタックルをカウンターで捉え、フロントチョークで締め上げたビグダシュが一本勝ち。手に汗握る好勝負と、試合後に互いが健闘を称え合うなど、スポーツマンシップ溢れる展開に「これは友情が芽生えるな」など賞賛コメントが並んだ。

 95.0キロ契約。中国系選手では珍しく重い階級のファンと対するは、元ミドル級王者で3年ぶりのONE参戦となるビグダシュ。打撃、寝技とバランスの取れた両雄の攻防は、互いに打撃戦は譲らないものの、寝技ではビグダシュのテイクダウンにファンが下から狙う拮抗した展開だ。1ラウンド終了時には、両者手を合わせて互いに「やるじゃないか」と認め合うシーンも。

 2ラウンド、ビグダシュがハイキックから低空タックルでテイクダウンを奪う。ファンもヒールを狙うが、ビグダシュがすかさず上になりヒジやパウンドで主導権を握る。ビグダシュがファンに何か言葉を投げかけてからヒジを落とすという珍しいシーンに、視聴者からも「選手同士で何か喋ってた」との指摘も。 

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 3ラウンド、ポイント的に後がないと悟ったかファンが勝負に出る。ファンはパンチを見せて一気に相手のボディめがけてタックルを仕掛けるも…これを読んだビグダシュが一瞬のスキをついてフロントチョーク。クビがガッチリと極まり、体が“くの字”状態でもがき苦しむファンは、20秒ほど粘ったがここで耐えきれずタップアウトした。

 チョークが入った瞬間には視聴者からも「これは無理」「抜けられない」など諦めの声が。中には「(ファンの)自爆じゃないか」というツッコミもあったが、ゴング終了直後、リスクを取って攻めたファンが潔く負けを認めると、それを受けたビグダシュがファンの健闘を称える場面も見られた。最後はビグダシュがファンを抱え上げ、まるで同門のように振る舞う清々しいエンド。ファンの真摯な姿勢に心打たれたかヘアスタイルにあやかり「オレも坊主にしたくなったよ」「優しい世界だな」「これは友情芽生える」といった賞賛の声も上がっていた。

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