井上尚弥は「どうしたらいい?」と何度もアドバイスを求めていた 真吾トレーナー目線で振り返るディパエンとの激闘 井上尚弥世界戦井上尚弥 2021/12/22 09:27 拡大する WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が14日、両国国技館で挑戦者アラン・ディパエン(タイ)に8回2分34秒TKO勝ちでWBA6度目、IBF4度目の防衛に成功した。今回は井上真吾トレーナーの目線で試合を振り返り、あらためてこの試合のチェックポイントを探ってみたい。【視聴する】戦慄の左フックで衝撃TKO まずは第1ラウンド。互いに様子を見ながら、ディパエンが時折パンチを繰り出し、これを井上がブロックし、ジャブを出すという静かな立ち上がりだった。じっくりと構える王者と、何とか手を出そうとする挑戦者。思わず「蛇ににらまれたカエル」という言葉を連想した人が多かったのではないだろうか。 続きを読む