17日、大阪市北区の雑居ビルで発生した火災で、発生救助された28人のうち火元とみられる4階のクリニックにいた24人が亡くなる痛ましい事件があった。この火事では19日までにクリニックのアルバイトである西村美夕璃さん(21)ら死亡した6人の身元が特定されたが、ほとんど火傷はなく、死因は一酸化炭素中毒だったという。警察は放火と殺人の疑いで、クリニックの防犯カメラの映像などから現場にいた住所・職業不詳の谷本盛雄容疑者(61)を特定。警察が目撃者に聞いた話によると、エレベーターから現れた谷本容疑者は紙袋を持っており、持参した2つの紙袋を蹴り倒すと漏れ出た液体から燃え広がったということだ。