12月27日(月)、ABEMAにて、人気お笑いコンビ・かまいたちの山内健司、濱家隆一がMCを務める冠番組「ぜにいたち」#9が、90分拡大年末SPとして放送。ピン芸人・TAIGAが困窮タレントとして出演した際に出されたカンペに、山内が本気の涙を流した。
【動画】TAIGA、ウーバーイーツで配達先にいた芸能人とは?
今回は、金の無い貧乏タレントたちにチャンスを与える「同情するなら金をくれ」選手権を開催。芸歴23年目のTAIGAはかまいたちにとって大先輩で、山内は「めちゃくちゃ面白くて、番組に来てもらおうとしてた」「別の番組にTAIGAさん出ていたから、これで売れてまうわと思ったら、売れなかった」と失礼全開で明かした。
TAIGAは芸人ら間で絶大な信頼を受けており、オードリー、ぺこぱ、カズレーザーらが、TAIGAの的確なアドバイスで次々とスターダムへ。しかし彼らがどんどん売れていく中、TAIGAは自分だけがいつまでも売れないという切ない状況に。
現在の収入源のほとんどが、ウーバーイーツのアルバイト。平均月収は12万~15万円平均で、3歳になる息子の保育園の送り迎えや風呂の世話などをしながら、一家の大黒柱として暮らしている。
VTRの中には、ボロボロの子供服や破れた障子、ボタンの取れたリモコンなど、貧乏を象徴するアイテムが続々登場。自身も子を持つ濱家は「泣ける……」とつぶやいた。
そんなTAIGAがいよいよ「同情するなら金をくれ」選手権へ。しかし、山内は「笑えるかな……」と不安を口に。出されたカンペを見て、「笑える自信がないんですけど」と、突然涙を浮かべた。
カンペには「濱家『TAIGAさんはウーバーイーツの配達中にある屈辱的な体験をしたそうで、』」と書かれており、山内はそのカンペの内容にフライング気味にガチ泣き。
TAIGAはウーバーイーツ中のバイト風景を熱演。「508……ここか」とつぶやきチャイムを押すと、なんと部屋から出てきたのはカズレーザーだった。配達先は、カズレーザーが後輩たちと暮らしているマンションの一室。TAIGAは「カズ?」とつぶやいた。
カズレーザーは「TAIGAさんですか!?」と笑顔。後輩たちもバイト中のTAIGAを見ようと家から出て来てしまった。カズレーザーは「早めにバイト切り上げて、一緒に食べませんか?」とTAIGAを誘った。
TAIGAはカズレーザーと目を合わせることができず、「まだバイト残ってるから」と立ち去ろうとした。するとカズレーザーは「俺……TAIGAさんは絶対に売れると思ってますから。一緒に頑張りましょう」「バイトがんばってください」と悪気なくエール。山内はTAIGAのみじめな気持ちを感じ取りつつも、「カズさんは悪くない」とカズレーザーをフォローした。
TAIGAは「俺だってバイトなんかやりたくない。あちこちでみじめな思いして……」と本音。「嫁は、絶対売れるって、ずっと信じてくれてたんだよ。俺、間違ってなかったって証明してやりたい」と徐々に演技のボルテージを高め、「同情するなら、金をくれーーー!!」と絶叫していた。