「世界最大級のポーズサイトを最新技術で復活させたい」
今月6日、クラウドファンディングがスタートしたのは世界最大級のポーズ練習サイト『ポーズマニアックス』。その特徴は、前後左右、あらゆる角度から人間の様々なポーズを見ることができるというもの。ニュース番組「ABEMAヒルズ」では、プロジェクトの復活に携わっている“中の人”に話を聞いた。
「『絵を描くときに資料をどうすればいいだろう』と悩んでいたり、その時『勉強どうすればいいだろう』と悩んでいたので、そういったものをテーマにポーズマニアックスというサービスを作りました」
ポーズマニアックスは、「ポーマニ」という愛称で親しまれていて、まだiPhoneが誕生する前の2006年からサービスを開始した老舗サイト。1000体以上のポーズが無料で閲覧できるということもあり、クリエイターをはじめ、世界中のユーザーから愛用され、最大で数十万人のユーザーが利用していた。しかし去年、Flash Playerのサポートが終了。さらに資金繰りが困難になったことも重なり、サイトは一時停止状態となった。
「スマホ前提の設計やテクノロジーになっていなかったんですね。スマホ対応していく中で、結構大きな工数、あるいは完全な作り直しが必要というのも前提にありまして……。一方で当時自分の方も仕事をしていたりとか、まとまった時間をここのメンテナンスに投下することが出来ずに、実質的に宙ぶらりんの期間というのが長く続いてしまったというのがありました」
突然迎えた老舗サイトの終焉に、ネットでは悲痛な声が上がった。それから1年――。周囲の強い声もあり、ポーズマニアックを復活させるため、クラウドファンディングを立ち上げたのだ。
「根本的に動かなくなってしまったというのがあったので、直したいと思っていたのがひとつ。もうひとつは、そこら辺の直す為に必要な一緒に活動してくれるチームが生まれた事とか、そのためのキャッシュフローの最低限の目処が立ったことなどがきっかけだと思います」
そして今回、初代とタッグを組み復活に向けたクラウドファンディングを立ち上げたのは2代目“中の人”。2代目中の人は初代から「再起動したい」と話を受け、協力することを決めたという。
サイトの復活、そしてサービスの更なるアップデートを目指し始まったクラウドファンディング。これに立ち上がったのが、かつてのユーザーたちだった。
「だいぶお世話になったので、応援してます」
「昔とても使っていたので支援…！復活めでたい」
（※ネットに寄せられた声）
350万円の目標金額に対し、現在では3倍以上となる1100万円以上の支援が集まった。集まった資金は新たなポーズの追加やサービス強化に役立てていきたいという。
「まだ人材が足りてないという所もありますので、もっとそのような人たちをたくさん巻き込んでもっと存在を増やしていけたらいいかなと思っています。ゲームやVRとか、そういう業界に関わるような人たちにも使って頂けると、すごくいいなとは思っています」（2代目中の人）
「今後いかに500、1000、1万ポーズと増やしていくかということが課題のひとつ。新しいポーズマニアックスとしてはしっかりスポンサーなどを見つけて、どうやって持続可能性を作って行くか、ビジネスモデルを作っていくというのがもうひとつのチャレンジになると考えています」（初代中の人）
（『ABEMAヒルズ』より）
