『ナスD大冒険TV年末4時間半SP 無人島で2泊3日0円生活』でナスDから「獲ったどー!」に関する語源が明かされた。
「獲ったどー!」とは、ナスDがディレクターを務めたテレビ朝日の番組内で生まれた名セリフ。芸能界きってのサバイバル芸人・よゐこ濱口優が、食材を捕獲したときに叫び流行した。
この「獲ったどー!」。実は濱口から生まれたわけではなく、元々台本に書かれてあったという。アントニオ猪木の大ファンだというナスDは、アントニオ猪木がパキスタンの英雄であるアクラム・ペールワンと試合した際、相手の腕の骨を折ってしまい、その際「折ったどー!」と叫んだことから、インスパイアされて「獲ったどー!」が生まれたそうだ。
そんなナスDが無人島生活に関わるようになって10年が経過した頃、歓喜の瞬間が訪れた。憧れのアントニオ猪木が無人島生活にゲスト出演したのだ。ナスDが「実は猪木さんの大ファンで、アクラム・ペールワンとの一戦から『獲ったどー!』を作らせてもらったんですよ」と伝えると、アントニオ猪木は「フフ…そうなの。良いんじゃないですか」と返したそうだ。
その後で奇跡のような出来事も起こる。ロケが終わり、ナスD一向が空港に向かうと、アントニオ猪木が、レストランで赤ワインを飲んでいたという。ナスDを見つけると、アントニオ猪木はその場で「元気ですか!」と往年の名フレーズを放ったそうだ。その後で、アントニオ猪木はレストランにいた全員(およそ50名はいたそう)に赤ワインを振る舞い、「1、2、3、ダー!」でその場を一つにしたという。
最後にナスDは「本当に全部のワインの支払いをしてくれました。“スゴいエンターテイナー”だと、あのレストランにいた全員が今でも覚えていると思います。僕にとっても奇跡的な思い出ですね」と語っていた。(ABEMA『ナスD大冒険TV年末4時間半SP』より)