現世利益を求め、長生きできるようになったから? 宗教を信仰しない人が増えた背景は ABEMA Prime 2022/01/01 11:00 拡大する 今月、米ピュー・リサーチ・センターが公表したデータによれば、アメリカではキリスト教の信者だと自認する人が減少、逆に無宗教、無神論者を自認する人が増加傾向にあるのだという。【映像】 背景に人生100年時代? "宗教離れ"原因は 作家で宗教学者の島田裕巳氏は、「日本において宗教団体の信者数が最も多かったのはバブル期だと考えられるが、その後はどんどん減ってきている」と話す。 「昔は現世の暮らしが厳しいので、来世は何とか幸せな所に生まれ変わりたいという希望だ。だからどこの宗教でも、天国や極楽、浄土、逆に地獄などを説くわけだ。だが、今は現世利益的なものを求めるようになっている。だから皆さんは人が絶望した時に宗教を求めるものだと考えているかもしれないが、実はそうではなく、人は豊かな時に宗教を求めるものだ。経済が発展している間は、働くと良くなるということと並行して信仰心を熱心に持つ。それが相乗効果になって、全体として前に進んでいるなという希望を抱くことができる。 続きを読む 関連記事