本戦出場一番乗りはチーム畠山 斎藤慎太郎八段が3勝の大活躍/将棋・ABEMA師弟トーナメント 将棋斎藤慎太郎 2022/01/01 09:00 拡大する 「第1回ABEMA師弟トーナメント」予選Aリーグ1位決定戦、チーム深浦とチーム畠山の対戦が12月31日に放送され、畠山鎮八段(52)と斎藤慎太郎八段(28)のチーム畠山が、フルセットの末スコア3-2で勝利、本戦出場一番乗りを決めた。師匠の畠山八段に惜敗が続く中、順位戦A級棋士でもある斎藤八段が、全ての白星を稼ぐ個人3連勝で、“師匠孝行”を果たした。【動画】本戦出場を決めたチーム畠山 熱い思いを胸に抱く師匠と、風を背に受けるように伸びやかな弟子。まさにチーム名のように、戦うごとに2人の「熱風」が強さを増していった。第1局、畠山八段が先陣を切ると、チーム深浦の若手ホープ・佐々木大地五段(26)と相対した。先手番から角換わりの定跡形で進むと、序盤からどんどんと攻めに出たが、飛車・角と大駒の動きを封じられ敗戦。ただ落ち込む間もないのが、今回の5本勝負というルール。第3局でまたも佐々木五段とぶつかると、同じく先手番から今度は「30年以上前の将棋」という、オールドスタイルの相掛かりで挑み、混戦模様に。惜しくも150手で敗れたものの「次指せば、もっといい内容が出せる気がする」と強い言葉が出るほど大熱戦を繰り広げた。 続きを読む 関連記事