小田急線刺傷事件 容疑者確保のスクープ映像を生んだ記者の“鋭い勘” 今明かされる舞台裏
【映像】実際のスクープ映像

 2021年、さまざまな事件が起こった中でも、電車内などで無差別に乗客らを殺傷する事件が複数起こったことが記憶に新しい。8月には、東京都世田谷区の成城学園~祖師ヶ谷大蔵間を走る小田急線内で刃物を持った男が乗客を襲い、10人が重軽傷を負った。犯人の男は一時、現場から逃走。その後、東京・杉並区内のコンビニエンスストアで自身が犯人であると名乗り出て、身柄を確保されている。

【映像】実際のスクープ映像

 このとき、ANN(テレビ朝日)は犯人確保のスクープ映像を早い段階から収めていた。そのことについて、ABEMAABEMA的ニュースショー』に出演したテレビ朝日の社会部記者である尾崎圭朗さんが“今だから明かせること”として、舞台裏に言及。経験豊富な記者の“鋭い勘”が緊迫の映像を捉えることに役立っていたと語った。

 尾崎記者によると、鋭い勘を働かせたのは、自身も尊敬するという元警視庁キャップの先輩記者。同先輩記者が病床の父に面会していたところ、近くでパトカーなどの不穏な音、動きを察知。サンダル履きの状態で急いで自転車にまたがり、パトカーを追いかけて行った先に容疑者の姿があったという。

 現場に到着したとはいえ、サンダル履き姿では怪しまれる。しかし同記者は自らの立場を名乗ると、執念で犯人確保の瞬間映像を収めることに成功した。

 スクープ映像の舞台裏を聞いた千原ジュニアは「偶然?」と驚嘆したように応じると、尾崎記者は「(パトカーの)音だったり、数で、ただならぬ事態であることを察知したようだ」と説明した。

 また、偶然事件などの現場に遭遇することもあると話した尾崎記者は「その場にいる警察官の方に話を聞いて探っていくことはある」と自身の経験について明かすと、千原ジュニアも「プライベートで遊んでいたら、ロケに遭遇することがある。中華街でご飯を食べていたら、高田純次さんが散歩していた」と笑いを誘った。さらに尾崎記者は「最近はネットで色々な投稿があり、事件だということで駆け付けることもある。我々もそれを見て駆け付けたら、弊社のドラマの警視庁捜査一課長だったということもあった」と続けた。

【映像】実際のスクープ映像
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