倒産件数が増え、薬剤師の“偏在”も…夏野剛氏「日本の薬局はシステムとして非常に非効率。統合を進めるべき」 ABEMA Prime 2022/01/14 14:40 拡大する 去年1〜11月までの間に、全国で倒産した調剤薬局の件数が過去最多を更新したことが報じられている。(東京商工リサーチ調べ)。背景には新型コロナウイルスによる病院への“受診控え”があると見られているが、OECDの調査では、日本は薬剤師の数が先進国の中で群を抜いて多く、増加率もトップだという。【映像】夏野剛「システムとして非常に非効率だ」 一体何が起きているのだろうか。 13日の『ABEMA Prime』に出演した薬剤師の長尾剛司氏は、「病院の“門前”に薬局が増えていること、それに伴って薬科大の数が増えていることがある。私が入学した頃に比べて、薬科大の数は倍くらいになっている。そそういう市場の需要と供給のバランスが背景にある。さらに言えば、薬を売れば儲かる、そして医療機関の儲けにも繋がるという構造があったため、“医薬分業”として機能を薬局にシフトさせていった。このような制度変更と医療政策のマッチングに課題があったため、財務省や厚生労働省が対応を検討している状況にある」と説明。 続きを読む 関連記事