株主優待で有名・桐谷広人七段の「優待で接待3点セット」豊川孝弘七段が証言「12月いっぱいで使えるものしか入れてない」
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 将棋界で有名な棋士といえば、今や藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)の名が真っ先に挙がるところだが、将棋ではないところで有名な人となると、株主優待を活用して生活している桐谷広人七段(72)だろう。既に引退している棋士だが、バラエティー番組の出演をきっかけにその生活ぶりが度々注目を浴びている。この桐谷七段に「株主優待で接待」を受けたというのが豊川孝弘七段(54)。豊川七段によれば、どうやら現在の株主優待生活は、現役時代にもその片鱗があったようだ。

【動画】株主優待で有名な桐谷広人七段のエピソード

 将棋の対局には、持ち時間を数える時計の種類としてストップウォッチとチェスクロックがある。前者の場合は、60秒未満は切り捨てとなり、たとえば59秒に指せばカウントにならない。後者は消費した分だけ秒単位でカウントされる。持ち時間が6時間だったとして、使用する時計が異なれば、実際の持ち時間には1時間近い差が出ることもある。

 豊川七段が奨励会時代、記録係を務めた時のことだ。桐谷七段が初手から机に置かれたストップウォッチを覗き込んだ。「桐谷さん、すごかったんですよ。ストップウォッチで50秒過ぎてから指すんです。無駄が嫌いなんですよ」。1秒で指しても59秒で指しても、持ち時間への影響は同じ。ならば使うだけ使った方がお得なはずだ。「すごいおっちゃんだなと。それぐらい秒を無駄にしない。今にも通じるじゃないですか。優待生活に」と、その節約ぶりが将棋にも出ていたと笑った。

 その桐谷七段も、豊川七段に接待することがあったという。「昨年末、優待で接待を受けたんです。3点セット。レトルトのカレーライス、あと優待で行けるスポーツジムとか」。どうやら株主優待の中から贈り物をしてもらったようだ。「すごいのは日付順。無駄にしちゃいけないから、12月いっぱいで使えるものしか入れてない」。消費期限が迫っているものから使うように選び、並べてあったところも、実に桐谷七段らしかった。

 このエピソードは藤井竜王と千田翔太七段(27)が順位戦B級1組で戦っていた最中に披露されたもので、視聴者からは「桐谷3点セットwww」「優待券セットってw」「優待使い切りたい桐谷」「昔から凄かったのね」と、様々な反応が集まっていた。
ABEMA/将棋チャンネルより)

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