本土復帰から50年目を迎えた沖縄県に、今も基地問題と並んで横たわっているのが経済問題だ。県民所得は1人当たり239万円と、全国で最低の状況が続いており、非正規雇用や失業率も全国と比べて高い水準にある。
 また、新型コロナウイルスの影響で生活に困窮する県民も増加、那覇市の「就職・生活支援パーソナルサポートセンター」では、2020年の相談件数が前年の8倍に達したという。