家畜動物の現状を知って…18歳女性が“ミートレス給食”導入にこだわる理由
【映像】“ミートレス給食”導入にこだわる理由
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「2023年4月までに兵庫県内にある小中高等学校の給食・食堂でミートレスフードを取り入れてください!」

 肉や魚、乳製品を控えた給食、いわゆる“ミートレス給食”を提供してほしい――。現在、兵庫県知事らに対し、小中学校などで提供される給食の月一度のミートレス化を求めるネット署名が行われている。

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 署名を立ち上げたのは、兵庫県内に住む金澤優花さん(18)。彼女が署名を立ち上げた背景や「給食」にこだわる理由を聞いた。

「私自身、食べることがすごく好き。食を通じて学ぶ機会があれば、子どもたちも能動的に社会問題に対して考えるようになるのではないか。給食の食育の部分と道徳や探求の授業を繋げれば、身近に感じやすいと思った」

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 環境問題について関心を持つ中、劣悪な環境で飼育され、命を落とす畜産動物たちの存在を知った金澤さん。大きなアクションを起こすことはできないものの、「給食」という生活の一部に取り入れることで若年層の意識が変わるきっかけになればと思い、去年8月に署名運動を開始した。

 ミートレス給食のアイデアは、現在アメリカなどで広まっている「ミートフリーマンデー」(=月曜の給食にベジタリアンメニューを提供する)からヒントを得たという。

「海外で実際に提供されているミートフリーマンデーの動きもあって、『こんな学校が常にあるんだ』と思った。私自身、特別栄養に関する知識があるわけじゃないので、栄養の偏りといった面も考慮して(ミートレス給食の提供頻度を)月一度にした」

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 この署名には現在、約600人の賛同の声が集まっており、3月にも兵庫県知事に提出するそうだ。将来の夢は歯科医師で、春からは大学に進学予定だという金澤さん。今後も活動を継続し、「若い世代が社会問題に興味・関心を持つ“きっかけづくり”をしていきたい」と話す。

「特定の食事スタイルをおすすめしたいわけではなくて、子どものころから社会問題に触れつつ、持続可能な社会づくりに貢献できる若者が増えてほしい。この思いに賛同してくださる方も多いので、まずは署名提出と、実際に給食を提供する場での理解を得る。もし今回の活動が成功すれば、全国的に活動を広げたり、世界の郷土料理を学校給食や食堂で取り入れてもらうような活動も始めたりしたい」

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 このニュースについて、化学者兼発明家でCRRA機構長の村木風海(かずみ)氏は「お肉が好きな人もいるので、ミートレス給食を強要すると反発が起きる可能性もある」とする一方で、提供の頻度が「月に1回なら無理なくできる」と称賛。「環境を改善するところまではいかなくても、意識改革のきっかけになる」との見解を示した。

 また、ミートフリーマンデーのような海外の取り組みに追随するのもいいが、「日本だけの取り組みも考えていければ」と期待の声を寄せている。(『ABEMAヒルズ』より)

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ミートレス給食導入を 18歳が署名活動
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