将棋のお~いお茶杯王位戦の挑戦者決定リーグ白組1回戦が2月16日に行われ、久保利明九段(46)が羽生善治九段(51)に128手で勝利した。久保九段は藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)への挑戦に向けて幸先のいい出だしに。一方、昨期挑戦者決定戦まで進んだ羽生九段は、苦しい黒星スタートとなった。
【中継】お~いお茶杯第63期王位戦挑戦者決定リーグ白組1回戦 羽生善治九段 対 久保利明九段
羽生九段の先手で始まった一局は羽生九段が居飛車穴熊、久保九段が四間飛車穴熊という対抗形の相穴熊に。じっくりとした序盤は全くの互角で進むと、中盤に入り攻めの手が伸び始めた羽生九段のペースになった。
形勢が揺れ始めたのは終盤に入ったところから。久保九段の反撃が刺さりだし、形勢が逆転すると、劣勢に追い込まれた羽生九段も最終盤に粘り再逆転。ただ、両者ともに1分将棋に入っており、難しい手の選択を迫られていたこともあってか、久保九段が再々逆転し、熱戦に決着をつけた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)