2月21日（月）、ABEMAにて、人気お笑いコンビ・かまいたちの山内健司、濱家隆一がMCを務める冠番組「ぜにいたち」#15が放送。山内が芸歴1年目の16歳現役JK芸人に3万円を貸し、「ネタが面白ければ返済免除」とチャンスを与えたが、情や涙に流されない姿勢を貫き、「ネタがつまらない」と借金返済を迫った。
今回の企画は「面白ければ返済ゼロ 芸人ファイナンス」の第二弾。仕事が増えずお金に困っている芸人に、山内がギャラから無利子でお金を貸し付けて自由に使ってもらい、スタジオでネタを披露。面白ければその場で返済が免除される。
16歳現役JK芸人・はっぴちゃん。は、フワちゃんから影響を受けていそうなハイテンションな芸風が持ち味。現在、大阪にある自宅で母・姉と3人で暮らし、放課後に芸人として活動している。
はっぴちゃん。には、もともとマンションをいくつも所持するボンボンの父がいたそう。幼少期の実家は非常に裕福で、10個も習い事をしていたお嬢様だった。
しかし、父が家を出ていき、両親が離婚。そこから生活が苦しくなったという。はっぴちゃん。は、「電卓持ってスーパーをはしごしている。小学生の時から」と、フワちゃんのような明るい笑顔で苦労を明かした。
山内から借りた3万円で、はっぴちゃん。は大好きなおじいちゃんにサプライズ誕生日パーティーをしたいと説明。「おじいちゃんがご飯を食べさせてくれた」「『芸事はやめたらアカン』と送り迎えをして、月謝も払ってくれた」と感謝をにじませた。
はっぴちゃん。は100円ショップで大量のグラスを買い込み、「おじいちゃんにキャバ嬢のYou Tubeを見せたら、『一度でいいからこんなきれいなシャンパンタワーを見てみたいわ～』って言ってたから」とやる気満々。続いて、高級フルーツを爆買い。自宅にシャンパンタワーを組み立て、フルーツを花形に盛り付け準備万端。おじいちゃんを兵庫から呼び出した。
2人はおじいちゃんの大好きなオロナミンCを仲良くタワーに注いで大はしゃぎ。パーティーの最後で、はっぴちゃん。は号泣しながら感謝の手紙を朗読した。おじいちゃんも目に涙を浮かべ、微笑ましい時間が流れた。
しかし、VTRを見た山内は「俺は何を見せられた？」「あの（ハイテンションな）芸風でやるなら、こんなところ絶対見せたらアカン」と冷静なコメント。
そして、はっぴちゃん。はスタジオで借金返済を賭けたネタを披露。テンション高く連発されるネタを見て、山内は笑いながらも「どこまで？（笑）」「めでたい理由は？」と的確にツッコミを入れ続けた。
山内が出したジャッジは「即返済」。山内は「ネタがつまらなかった」「VTR中にあったハッピートランポリンも出なかった」とダメ出し。その後、何度かチャンスを与えられたはっぴちゃん。だが、残念ながら山内のリクエストに応えられず。ジャッジはそのまま覆らず、山内のどこまでも冷静な審査にスタジオは大きな笑いに包まれた。
