レジェンド谷川浩司九段、弟子へのプレゼントに長考「プレッシャーですね」と苦笑い
【映像】ABEMAでみる

 将棋界屈指の名棋士も、不慣れな弟子へのプレゼントには長考も避けられなかった?「第1回ABEMA師弟トーナメント」で予選突破を果たしている谷川浩司九段(59)と都成竜馬七段(32)の師弟が、チーム動画で将棋会館の移転が決まっている大阪府高槻市の商店街を訪問。さらに師弟の絆を深めようと、プレゼント交換をする企画が行われたが、ここで谷川九段が「プレッシャーですね」と長考することになった。タイトル27期を誇り、永世名人の有資格者でもあるだけに、弟子への贈り物にも“真剣勝負”だ。

【動画】弟子のプレゼントに悩む谷川浩司九段

 普段着るものは、ほぼ全て妻にまかせているという谷川九段。企画とはいえ「自分のものも選べないのに、人のものとなるとハードルが高い」と、買い物を始める前から苦戦を予想したものの「都成君の提案なので、頑張ってみましょうか」と、愛弟子からの一言に首を縦に振って、商店街内の靴店に入っていった。「ちょっと照れくさいですね。いろいろセンスを試されている感じもある」と、真面目な性格もあってか、プレゼント選びにも背筋が伸びた。

 小学生のころから面倒を見ている都成七段について「初めて会ったころは子どもの顔でしたが、18ぐらいから大人の顔になって、あんなイケメンになるとは、子どもの頃には予想していなかった」と口も軽やかだが、その弟子にプレゼントとなると、どうにもすっと進まない。「ちょっとプレッシャーがかかりますね。都成君が『これ、師匠からいただいたんです』となると、それなりの物をプレゼントしないと。見る人が見て『あまり師匠も大したことないな』と思われるのも、ちょっとつらいですね」と、日頃から棋士としての姿勢、伝統なども大事にしているからこそ、時間が経つに連れてどんどんと眼差しも鋭くなってきた。

 最終的に選んだのは「テレビに出る機会が多いので」という理由でベルトに。都成七段は「対局中でも身につけていられるので」と笑顔だった。師匠の気持ちの入ったベルトなら、対局時にも腰が落ち着き、身も引き締まることだろう。

◆第1回ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【動画】サザン好きだと語る谷川浩司九段
【動画】サザン好きだと語る谷川浩司九段
【動画】弟子のプレゼントに悩む谷川浩司九段
【動画】弟子のプレゼントに悩む谷川浩司九段
藤井聡太全局集
藤井聡太全局集
令和5年度版・下 防衛ロード編
Amazon
藤井聡太がやさしく教える
藤井聡太がやさしく教える
将棋の手筋
Amazon
日本将棋連盟公認デジタルカードコレクション サービス開始
日本将棋連盟公認デジタルカードコレクション サービス開始