
21日に創刊150年を迎えた毎日新聞が、新聞離れの進むZ世代に向けてTikTokに“ラップ動画“を投稿した。第一弾はブラック校則に関する記事の中から選んだキーワードを博報堂の研究機関「UNIVERSITY of CREATIVITY」が開発した「AIラッパーシステム」が歌詞として整えたものだという。
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カンニング竹山は「これをやったからといって、若い世代が新聞を読むようになるかといったら別問題だと思うし、もうちょっとやりようはあるんじゃないかとも思う。ただ、頑張ってる感はすごく分かるし、まずはやってみたということは評価できるんじゃないか」とコメント。その上で、「この動画を見て記事を読みたいと思った若い子たちがどうやって入手するんだろう?というところがすごく気になる。デジタルで取っても月に3000円ぐらいかかるわけだし…」。
元経産官僚の宇佐美典也氏は「僕はすごくハマった(笑)。TikTokはたまに見るが、この手のものは全然見たことないし、テンション上がった。これをきっかけに記事を読む人が増えるということは、記者にとってはハードルが上がって、ちゃんと書かないと、と思うようになるのではないか」。

脳科学者の茂木健一郎氏は「一発目としては頑張ってると思うけど、TikTokは厳しい世界だから、さらに頑張ってほしい。何となく上の世代が“君たちこういうことに興味があるんでしょ”と上から目線で見ているような感じがしちゃって。言葉の選択とか、何かが違う。ただ、署名記事の取り組みを始めたのが毎日新聞だったし、最近はおしゃれになっている。そういう意味では新しい試みをやっている新聞社だし、好きな新聞なので頑張ってほしい」とエールを送った。(『ABEMA Prime』より