将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント決勝が2月23日に行われ、稲葉陽八段(33)と菅井竜也八段(29)が、午後2時から対局を開始した。どちらが勝っても初優勝。井上慶太九段(58)門下の2人による同門対決は、どちらが微笑むか。
稲葉八段は、2008年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:6期)、順位戦B級1組(A級:5期)。名人挑戦経験があり、棋戦優勝は銀河戦、NHK杯テレビ将棋トーナメントで各1回。居飛車党で、受けからのカウンターにも定評がある。
菅井八段は、2010年4月に四段昇段。竜王戦3組、順位戦A級(A級:2期)。タイトルは王位で1期、棋戦優勝は3回。今年度は銀河戦で初優勝を果たした。振り飛車党のエース棋士で、気持ちの入った対局姿と出身地から「岡山の竜」という異名がついている。
2人とも近年は早指し棋戦での活躍が目立つが、この朝日杯では初の決勝進出。稲葉八段が菅井八段の兄弟子にあたり、手の内を知り尽くす同士がどんな戦いを繰り広げるか。持ち時間は各40分で、振り駒の結果、先手は菅井八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





