と金ボーイの真骨頂、カメラに向けて「と」を見せて立たせる職人技に喝采「奇跡や」「さすが」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
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 これぞ「と金ボーイ」の真骨頂だ。「第1回ABEMA師弟トーナメント」準決勝の第2試合、チーム深浦とチーム鈴木の対戦が2月26日に放送された。同大会では、第1局、第5局の前に先手・後手を決める振り駒が行われるが、この試合で振り駒をしたのが、ABEMAの記録係としてはおなじみの小山泰希初段。決勝進出を目指す大事な試合の流れを決める振り駒で、1枚の歩を立たせ、しかも裏面の「と」をカメラに向けるという“職人技”で、ファンから「奇跡や」「さすが」と喝采を浴びた。

【動画】スッと立つ「と金」

 小山初段は、ABEMAのオリジナル対局企画では以前から記録係を務めており、また今回の師弟トーナメントでは、チーム鈴木の鈴木大介九段(47)と対居飛車穴熊の振り飛車戦術についてアドバイスし、快進撃を支えているというエピソードも披露されている。

 小山初段が注目され始めたのは、振り駒の内容だ。歩を5枚投げ、表の「歩」、裏の「と」が出る枚数によって、先手・後手を決めるものだが、小山初段の場合は正確な数字は把握されていないものの「と」が出る確率が高いとして、ファンからは「と金ボーイ」というあだ名がついている。歩の方が多かった時には「どうした」「今日は調子が悪いのか」とまで言われるほどだ。

と金ボーイの真骨頂、カメラに向けて「と」を見せて立たせる職人技に喝采「奇跡や」「さすが」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
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 そんな中、今回もシャカシャカといい音を立ててから放り出したが、3枚が「と」に。これだけなら他の記録係でも起きるところだが、残り2枚のうち1枚が立ち、しかも正面のカメラに堂々と「と」を見せるようになったから、ファンは大盛り上がりだ。

 これ以上なく「と」を目立たせた振り駒に、ファンからは「と金が立った!奇跡や」「さすがと金職人」「立ってもととと」といったコメントが大量に寄せられた。これからも小山初段の振り駒は、注目のコンテンツとして続いていきそうだ。

◆第1回ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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