斎藤慎太郎八段、師匠との仲良しぶりが全開放「正直、まずい手だな」と笑顔でぶっちゃけ/将棋・ABEMA師弟トーナメント
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 「第1回ABEMA師弟トーナメント」の決勝戦、チーム鈴木とチーム畠山の対戦が3月5日に放送され、チーム畠山がフルセットの末、スコア3-2で勝利、初代師弟No.1に輝いた。予選から準決勝まで無傷の6連勝と大活躍し、決勝でも1勝1敗と健闘した斎藤慎太郎八段(28)だが、今回は師匠の畠山鎮八段(52)が優勝を決めた第5局を含めて2勝1敗と大活躍。3局を見守ることになったが、ここで思わず本音が漏れ、試合後には「正直、それはまずい手だなと思っていました」など、笑顔でぶっちゃけた。

【動画】仲がいい畠山鎮八段と斎藤慎太郎八段の師弟

 斎藤八段が奨励会に入会してから、この秋で丸18年。師弟関係になっても長い年月が経ち、親子のような関係にもなっている。育ちのよさが滲み出るような好青年・斎藤八段も、気心知れた師匠に対しては、普段よりも饒舌にもなり、また笑顔も多くなる。師弟が肩を組んで戦ったこのトーナメントでは、順位戦A級棋士として師匠を引っ張り決勝戦まで勝ち上がってきたが、最後の戦いでは必死に戦う畠山八段の姿を、モニタで食い入るように見守る時間が長かった。

 第1局、畠山八段がチーム鈴木・梶浦宏孝七段(26)相手に苦戦すると「いやー、勝ちにくい!もう千日手で許してもらいに…」とはっきり劣勢を認めたが、続く第2局では「いやー、師匠、さっきので気合が入ったな。なんか今までと違うもんな、明らかに。スイッチ入ったかな」と、様子の違いを瞬時に察知。第1局の完敗のイメージを吹き飛ばす、まさかの逆転勝利に「かー!」と声を張った。そして運命の最終、第5局。またも梶浦七段に追い詰められながらも、最後の最後で勝負をひっくり返した師匠に「そんなことがあるの」と喜びよりも驚きが勝るような表情まで浮かべていた。

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 試合後、まさかの優勝に呆然として帰ってきた畠山八段に対して「すいません、諦めてました。決勝は先生の頑張りでした」と笑顔でお詫び。また、エンディングシーンでは「私たち師弟は長い付き合いですのですが、正直『それはまずい手だな』と思っていました(笑)。放送に乗るんで、なるべく言わないようにしたんですが、厳しく見ていたと思います」と、いたずらっぽくぶっちゃけた。

 いかにも師弟の仲のよさがわかる斎藤八段の言葉の数々に、視聴者からも「結局言っちゃってるやんw」「さいたろうもいいキャラしてるなw」「さいたろうの毒は嫌味がない」と、笑いと喜びの声が多数集まっていた。

◆第1回ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【動画】激闘の連続となった決勝戦
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【動画】仲がいい畠山鎮八段と斎藤慎太郎八段の師弟
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