住宅のリフォームなどを手掛ける社員6人の企業。実はそのうち、5人が少年院や刑務所に入っていた経験を持つ。刑務所からの出所者などの再犯について、法務省は、仕事や住居や相談相手がない状況で引き起こされているケースが多いと指摘しており、代表の斉藤さん(26歳、仮名)も、なるべく孤独にさせないこと、そして安心して働ける環境こそが必要だと考えている。「例えば休日は一緒に食事をしたり、年に2回は旅行に行ったり。仕事もプライベートも共にできるような仲間でやっていきたい」。