将棋の世界にすっかり魅了された芸人が、ファン歴わずか2年で本まで出版してしまうから驚きだ。お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄は、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)が活躍し始めたころから興味を持ち始め、そこから急速に「観る将」として成長。仕事の合間に放送対局をチェックしては、関連書籍にもどんどん目を通し、将棋番組への出演も増加。この春からはNHK Eテレ「将棋フォーカス」の司会も務めることになった。「ファン歴で言ったら、すごく短いですけどね」と言いつつも、その知識は将棋界関係者も驚くほどに増えている。まさに藤井ブームから入った「観る将」の代表格として、将棋のどの部分に心惹かれたのかを聞いた。