将棋の王座戦二次予選が3月22日に行われ、佐藤天彦九段(34)と増田康宏六段(24)が午前10時から対局を開始した。勝者はブロック決勝で、本戦出場を掛けて阿久津主税八段(39)と対戦する。
佐藤九段は、2006年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:8期)、順位戦A級(A級以上:7期)。タイトルは名人で3期、棋戦優勝は4回。エレガントな様子で、ファンから「貴族」の愛称で呼ばれている。直近10局では9勝1敗と好調だ。
増田六段は、2014年10月に四段昇段。竜王戦2組、順位戦 B級2組。棋戦優勝は、新人王戦の2回。前日までの通算成績では、勝率が.6775と高く、将来のタイトル候補者の一人に数えられる期待の若手だ。
両者の対戦は過去に2回あり、いずれも佐藤九段が勝っているが、準公式戦の早指し団体戦「ABEMAトーナメント」でも、数多くの熱戦を繰り広げたことで知られている。
持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は増田六段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)