25日、翌26日にシンガポールで行われるONE Championshipの10周年記念大会『ONE X』の前日公開計量が行われ、ライト級(77.1キロ)で青木真也との“因縁”の対決に臨む秋山成勲が13キロの減量に成功し、76.3キロ。ハイドレーション検査とともに無事、計量をパスした。原料の苦しみから解放された秋山は「オーマイ・ゴッドネス」と喜びの声を上げた。
両選手においては、DREAM時代に秋山に対して青木から対戦要求が寄せられたが、階級の違いなどもあり実現せず。その後、秋山がONE Championshipと契約したことを機に、対戦への期待が高まっていた。また昨年11月に行われた『Road to ONE』では、解説席にいた秋山に対して、青木が「ケガを理由(秋山は筋断裂と説明)に対戦を断った」として問い詰め「お前、何で断ったんだよ! おい、言えよ。嘘つくんじゃねぇよ。おい、何とか言えよ、この虚構がよ。おい、笑い事じゃねぇんだよ。何とか言えよ、早く」などと激しく詰め寄る場面が見られ、決戦に向けた機運が一気に高まり、ファンの注目を集めていた。
事前に現地でのフェイスオフ後にABEMAの取材に応じた秋山は「ケガがなくここに来れたのは良いこと。コンディションとか体重とか何て言うのは自分で作り上げていくもの。あぁだこうだ言っても言い訳にしかならない」としつつも「強がりなく純粋な気持ちを言うとすれば、ほんとにやりたくない。二度と無理だね。一回と決めたから、自分の中で決めちゃったんでまだいけるけど…」と本音ものぞかせた。
一方の青木は、秋山の減量について問われると「-77キロっていう契約体重ですから、そこはもう、しょうがない。合わせてもらわないと。その前提が狂っちゃうと仕事にならないので」と何とも言えない笑顔を浮かべていた。