今年も若手の抜擢指名はあるのか。プロ将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」で、佐藤天彦九段(34)は3大会連続してリーダー棋士を務め、前回は弟弟子である古賀悠聖四段(21)を抜擢した。「トップ棋士と戦える機会でもあるので、そこで強い棋士と戦うことによって、本当に飛躍的に力が伸びるきっかけにもなる」と、後輩の成長を一気に促す場として貴重だと考えている。同大会では「熱戦メーカー」としても知られるようになった佐藤九段は、今大会用の指名リストもしっかり作り込んできた。