全世界を巻き込んだ、かつてない“情報戦”となっているウクライナ情勢。
そんな中、「Yahoo!ニュース ニュース個人」に『プーチンは侵略者だとしても、日本人はウクライナのプロパガンダを丸呑みにしてもいいのか?』『日本人は「SNS戦争」に乗る必要はない。ゼレンスキー演説を前に心がけたいこと』という記事を相次ぎ投稿、警鐘を鳴らしているのが近現代史研究者の辻田真佐憲氏だ。
戦前のプロパガンダにも詳しい辻田氏は「戦争中のプロパガンダには“敵か味方か”の2つしかなく、中間が存在しない。今まさに敵が来ている時に中間的なことを言っていると、“利敵行為だ”と言われてしまう。太平洋戦争中の日本でも“鬼畜米英”という言葉があったが、今のロシアは悪魔、あるいはロシアから見ればウクライナは悪魔、みたいな扱いになっている。それは交戦国の中ではやむを得ないのかもしれない。しかし、日本人がそこに乗る必要はないのではないか、ということだ」と話す。