4月3日に国立代々木競技場・第一体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」で、勝利選手の振る舞いを受けてラウンドガールに“あわや”のハプニングが発生。その様子に視聴者から「ラウンドガールも失笑」「怪我するだろ」「かわいそう」「引きつってるw」など批判的な声が、一方では「これぐらいがいい」などの意見が寄せられるなど、賛否が分かれている。
5年7カ月ぶりにK-1のリングに復帰した“暴走マッドフィスト”こと“狂拳”竹内裕二(菅原道場)がSATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦。試合は2ラウンド2分29秒、狂拳・竹内が右ストレートを打ち抜いて壮絶なKO勝利を収めた。興奮冷めやらぬ“狂拳”は何度も絶叫。さらにKOボーナスのプラカードを振り回すと、“あわや”ラウンドガールを直撃するというヒヤリの場面も。ラウンドガールが咄嗟に体を反らして危機を回避したものの、その後のやり取りでも終始「引きつった」表情で戸惑いの様子を浮かべた。
1ラウンド、一発を狙う竹内に対して、パンチやキックでリズムを作る成合。しかし、その成合の蹴り足を掴んで打撃を繰り出した竹内に対して、早々にレフェリーから注意が。不穏な空気を一切気にする様子もない竹内は両手を広げ、大きく口を開けると「何が悪いんだ?」とでも言いたげな様子。
竹内のやや優勢で迎えた第2ラウンド、開始間もなく竹内の強烈な右フックが成合を捉えると両者はもたれ合うように倒れた。すぐに立ち上がって両手を広げた竹内の様子に実況は「当て勘、死なず。狂拳炸裂」と絶叫した。
立ち上がった成合だが、足元はおぼつかない。一気呵成に倒しにかかる竹内だったが、成合は気持ちで打ち合いに応じる。すると、竹内がロープを背負いながら放った右ストレートを被弾した成合がグラつく。チャンスを見逃さない竹内が畳みかけると、最後は右ストレートをテンプル付近にたたき込んでダウンを奪った。
カウント8で立ち上がった成合だったが、ファイティングポーズを取る際にフラついてしまい、その様子を見たレフェリーが抱えるように試合を止めた。納得いかない様子の成合を尻目に竹内の興奮は収まらない。度々絶叫を繰り返すと、KOボーナスのカードを手渡された際には、ぐるんと振り回した。危うく左隣のラウンドガールを直撃しそうになったことを受け、ファンからは賛否の声が寄せられた。試合後にマイクを持った竹内は「っしゃー、良いところに入った」と切り出すと「久々にマイクで喋れる。やったね」と左拳を突き上げた。