「レトロゲーム」の“思い出バー”を京都に 発起人が語るファミコン愛
「ファミコン」に熱中する子どもたち(当時の映像)
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 1983年に発売され、当時の子どもたちがこぞって熱中したファミリーコンピュータ、通称ファミコン。「スーパーマリオブラザーズ」や「ドラゴンクエスト」シリーズなど、世に送り出された数々の人気作は、30~50代を中心に今も「レトロゲーム」として親しまれている。

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 今、そんな「レトロゲーム」を語り合うことができる“あるプロジェクト”が進行し、話題を集めている。

 4月末のオープンを目指している「思い出バー カセット」では、レトロゲームの思い出を語り合うリアルな場を作るため、先月からクラウドファンディングを開始。立ち上げ人の深田洋介さんは、2003年からWebサイト「思い出のファミコン」を運営し、投稿されたレトロゲームの思い出コラムをインターネットで紹介している。

「レトロゲーム」の“思い出バー”を京都に 発起人が語るファミコン愛
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「ちょうどインターネットっていう便利なものができて、その中で『共通の思い出』を集めようと思って。そのとき、僕たちは20代で、なかなかお酒を飲みに行く余裕もなかったんです。40代になった今のタイミングだからこそ、大人の余裕ができました」(以下、深田洋介さん)

 「思い出バー カセット」では、店内の壁一面に懐かしのカセットの常設展示を行うほか、ピコピコ音でおなじみ“チップチューン”のBGMを流すなど、レトロゲームを語り合える仕掛けづくりを考えているという。さらに開業する場所も「レトロゲーム」にゆかりがある場所だ。

「レトロゲームの中でも一番象徴的なファミコンが生まれたのは、やっぱり京都の任天堂さんですから。京都という場所を選んだのは、そういう聖地感が一番大きいですね」

 店内の仕掛けも、場所も、かつての子どもたちの「思い出づくりにこだわりたい」という深田さん。レトロゲームを語り合う良さは、ずばり「ゲーム内容」だけではないと話す。

「ゲームの説明や語りだけではなくて、やっぱりそのゲーム周辺の思い出もたくさんあって。兄弟や家族とのやりとりだったり、友達との喧嘩だったり。それぞれの人たちにとっての、固有の思い出があります。我々の世代にとって、共通の言語としてそういった思い出を語れることが、レトロゲームの一番の魅力じゃないかなと思っています」

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※「思い出バー カセット」でゲームはできません。

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 目標額150万円に対し、現在60万円以上集まっているクラウドファンディング(※2022年4月6日現在)。いずれは「思い出バー カセット」を地域の交流の場にもしていきたいという。

「例えば、昼間の時間を無料開放して、子供たちにプログラミングを教えてレトロゲームを作ったり、シニアの方たちも含めて、レトロゲームをキーワードに全ての世代が交流できるような場にしていきたいなと考えています」

(『ABEMAヒルズ』より)

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