新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むためのロックダウンが行われていた中国・上海市。11日には一部地区で緩和する措置が始まり、約1万7000地区中、1万地区以上の住民に外出が許された。
 一方、視察に訪れた上海市トップで次期首相候補とも目される李強氏に詰め寄ろうとする女性の姿が報じられた。さらにSNS上には、夜の住宅から「私たちはご飯を食べたい!」「物資がほしい!」と、物資を求める叫び声などの動画もアップされている。さらに物流関係者や医療従事者の負担も深刻で、先日には、疲労で倒れたスタッフを、感染者の男性が抱えて運ぶ様子が世界で報じられている。