子どもの“近視”に立ち向かうメガネ 担当者「何を見ているのかAIが判断」
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 新型コロナの流行がはじまって、早2年。いまや「テレワークでリモート会議」が当たり前の時代に。教育現場でも、子どもにタブレット端末が1人1台付与されるなど、DX(=デジタルトランスフォーメーション)化が急速に進んでいる。

【映像】猫背を“注意”するメガネ「頭を下げる角度が大きすぎ」

 その一方で、社会問題になっているのが「眼精疲労」と「視力低下」だ。文科省が2020年に行った調査では、視力が1.0未満の割合が小学1年生で4人に1人。小学6年生になると、約半数を占めるという結果に。こうした問題を解決するために、ある企業が立ち上がった。

 普段はヘルスデータを解析するテクノロジー製品の企画・開発を行っている「クリア電子株式会社」。目にいい習慣のサポートをするために、“近視を予防するための電子メガネ”を発明した。その名も「Ai /Glasses(エーアイグラス)」。その機能について、CEマーケティング部の林義高さんは、こう話す。

「Aiグラスとは、目に悪いことをした時に震えて教えてくれる機能を持ったメガネです。具体的には、見ているものとの距離が近かったり、あと姿勢が悪かったり、部屋の明かりが暗いときにメガネが震えて教えてくれます」

子どもの“近視”に立ち向かうメガネ 担当者「何を見ているのかAIが判断」
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 メガネが教えてくれる…。実際の使用シーンを見てみると、デスクワークで集中しすぎて、つい画面に顔が近づいてしまったとき、事前に連携させた専用アプリに「頭を下げる角度が大きすぎます 光が強すぎます」と通知が。アプリと連携させたAiグラスが、周囲の明るさなどを測定。目に悪い環境をメガネの振動とスマホの通知で注意してくれる。その秘密は、メガネの中に内蔵された3つのセンサーだ。

「(メガネの)前面に、距離センサー、側面には明るさセンサーが入っています。また、内部にはモーションセンサーが入っていて、これら3つのデータで、目に悪いことをしていないかの判断をします。そのまま(目に)悪いことをしているとメガネが震えて教えてくれます」

 また、「Aiグラス」の名の通り、“AI技術”も活用されているという。

「『今、何を見ているのか』というのをこのメガネが判断しています。例えば、暗い部屋でもデバイスを見ていなければ問題はないので、そういう時は振動しないようにといったAIが入っています」

子どもの“近視”に立ち向かうメガネ 担当者「何を見ているのかAIが判断」
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 さらに、アプリ内では目から画面までの角度や、作業環境の明るさなどのレポートも確認することができるという。

「お子さんの将来の視力に不安を持たれている親御さんや、リモートワークで目の疲れや肩こりに悩んでいる大人の方にご使用して頂ければと思います。習慣を改善していただくことが目的なので、着けていなくても(綺麗な)姿勢を保てるようになればなと思っております」

(『ABEMAヒルズ』より)

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