WBOミニマム級タイトルマッチが22日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの谷口将隆(ワタナベ)が挑戦者2位の石澤開(M.T)に11回2分29秒TKO勝ちで初防衛に成功した。挑戦者が前日計量で失格という異常事態の中、チャンピオンが鉄のハートでしっかりベルトを守った。
 石澤は前日計量でリミットの47.6キロを2.3キロも超過。両陣営の話し合いにより、石澤には試合当日の17時30分にリミットからプラス3キロの50.6キロ以下という再計量が課せられ、これをクリアできなければ試合は中止という取り決めが交わされた。石澤が条件をクリアし、試合開催が正式に決まったのはゴングの3時間前だった。