ABEMAオリジナルシリーズ恋愛番組『彼とオオカミちゃんには騙されない』が、いよいよ佳境を迎えている。本番組は、5月8日(日)放送の第12話が最終回。メンバー10人の恋が決着するとともに、「オオカミちゃん」と「彼」が誰なのかが、もう間もなく明らかになろうとしているのだ。
「オオカミ」シリーズといえば、恋をしようとしない「オオカミ」がメンバーの中に潜んでいるのが特徴だが、それに加え今シーズンは、「オオカミちゃん」の正体を知る「彼」と呼ばれる男性メンバーが存在し、考察する楽しさが倍増している。最終告白が終了するまで「オオカミちゃん」の秘密を守り抜くという、重大な指名を背負ってきた「彼」。本記事では、今シーズン最大の謎であり、キーマンでもある「彼」が誰なのかを探るべく、これまでの男性メンバー5人の疑わしい行動をピックアップ。はじめに、5人の中でも特に「彼」だと予想する声が多く上がっている、せいな、レオ、SASUKEの行動を振り返っていこう。
『彼とオオカミちゃんには騙されない』出演メンバー
女性メンバーは、新井舞良(マイラ/21歳)、大峰ユリホ(ユリホ/19歳)、北澤舞悠(まゆ/22歳)、ゆな(17歳)、YUNA(18歳)。男性メンバーは、櫻井佑樹(ゆうき/19歳)、SASUKE(18歳)、Sean(ショーン/19歳)、高橋聖那(せいな/21歳)、松本怜生(レオ/22歳)。
視聴者から怪しむ声多数!せいな、レオ、SASUKEの行動を考察
【せいな(高橋聖那)】
せいなに初めて「彼」疑惑が持ち上がったのは、第1話の終盤でのこと。ゆなが「太陽LINE」を送信し、SASUKEをデートに誘うと、参加希望のLINEが続々と飛び交うという展開になり、ショーンは「そっか、この中にオオカミがいるかもしれないのか…」とハッとした。その流れでレオが「俺らが言うのもなんだけど、この中に彼がいるかもしれない」と指摘すると、せいなは「誰かが助けに行ってるかもしれない」と、「彼」の立場になって発言。これを聞いたレオは「誰かを助けるって発想が…。俺らが思っている以上のことを考えてる」と、せいなに疑いの目を向けた。なお、せいなが「彼」の気持ちを語るシーンは第3話にもあり、この時は「彼も相当つらいと思うよ」と話していた。
第2話で初の「太陽LINE」デートが行われ、恋が動き出すことになったのだが、せいなの恋の矢印は、なかなか定まらなかった。せいなは第一印象でまゆにブレスレットを渡し、まゆを追う形で「太陽LINE」デートに参加。だが、そのデートでマイラと2ショットになると、気になっているのは「マイラとユナヤ(YUNA)」だと明かし、第一印象のまゆの名前を出さなかった。そして第3話でせいなは、YUNAに「2日目ぐらいから目見て笑うようになったじゃん。あれがヤバい」とアプローチ。しかしその後、マイラがレオに対し「頑張ってみようかな」と口にすると、せいなは「うーん…」と複雑そうな表情を見せたのだった。
ちなみに「彼」の決定および、その男性メンバーへの「オオカミちゃん」の告知は、第一印象を決めた後に行われている。もしせいなが「彼」だとすれば、何も知らない状態ではまゆを選んだものの、後に「オオカミちゃん」の正体を知ったことで、恋の矢印を変えたとは考えられないだろうか。序盤で揺れ動いていたせいなの行動は、自分の心に素直に恋をするか、他のメンバーが騙されないよう「オオカミちゃん」を恋の相手に選ぶのか、迷っていたようにも見える。第3話でYUNAもせいなに疑いを抱いており、「彼っぽいんだよね」と指摘。この時、せいなは何とも言えない表情を浮かべていたのだった。
また、せいながマイラに気持ちを固めた後にも、疑わしいシーンがあった。第8話で、男性メンバー同士でオオカミ予想をしていた際、マイラを怪しむ声が上がると、せいなは「オオカミだから何?」と強気な態度に出た。これは、マイラが「オオカミ」だと知っているが故の発言なのか、それともただ単に、マイラへの強い気持ちの表れなのか…。
【レオ(松本怜生)】
ゆなへの一途なアプローチが、まるで少女漫画のようだと注目を集めてきたレオも、「彼」予想で度々名前が挙がる1人だ。第2話のラストで、まゆがSASUKEを「太陽LINE」で誘うと、SASUKEのことが気になっていたゆなも、デートに参加を表明。ゆなに想いを寄せるレオは、当然このデートに行くと思われたが、「行かない」と身を引く選択をした。そして、その直後にユリホが別の「太陽LINE」を送信すると、レオはこちらのデートに参加。「自分の恋愛のために動いていない唯一の男性メンバー」として、スタジオのMC陣から怪しむ声が上がった。
しかしその後、レオはゆなへの気持ちを再確認し、熱心に想いを伝え続ける。第5話で脱落したメンバーが復活するための条件が発表され、その内容があまりに過酷であることがわかると、ゆなが号泣。レオはゆなの元へ駆けつけ、「前向こうぜ」と励ました。弱っている時に、優しい言葉をかけてくれる男性は、魅力的に映るもの。だが、この時ゆなはなかなかレオになびかず、進展しない関係が続いていた。スタジオのMC陣も「なぜ2人はくっつかないのか」と不思議がり、その理由として、レオが「彼」でゆなが「オオカミちゃん」だからなのではないか、という考察が上がった。
しばらくの間、ヤキモキする展開が続いていた“レオゆな”だが、第6話でついに、ゆながレオに好意をほのめかす。しかし、胸キュン満載のこのシーンにも、2人が「彼」と「オオカミちゃん」だと疑いたくなるやり取りがあった。この時、レオは「好きよ」とストレートに気持ちを伝えたが、ゆなは「私は返さないよ」と言い、「好き」と明言することを避けた。「返さないよ」という発言は、暗に自分が「オオカミちゃん」だと明かしているようなものにも思える。この言葉を聞いたら、普通は不安になりそうなものだが、レオにそのような素振りは見られなかった。つまり、「彼」であるレオは、あらかじめゆなが「オオカミちゃん」であることを知っていたため、動揺することもなかった。そして、ゆなが他の男性メンバーを騙さないよう、自分だけを見るように一途にアプローチしてきた…と考えられないだろうか。
また、第8話でゆなが「解決しないといけないことがある」と言った際に、レオは「信じるけど、強いて言えば何もしようとしてほしくない」と、意味深な発言を残している。これは、「オオカミちゃん」であるゆなに「これ以上、傷つける人を増やさないで」と言っているようにも聞こえるが、果たして…?
【SASUKE】
「SASUKE、彼なんじゃない?」。第3話でのアトリエでのシーンを見て、MCの横澤夏子が疑いの目を向けた。この時、SASUKEはアトリエでせいなと、もし自分が「彼」だったらどう動くか、という話題でトークを展開。せいなが「俺の好きな人がオオカミだったら、変わらずそのまま行く」と語ると、SASUKEは「全然関係ないところでわかっちゃったら?」とさらに突っ込んで質問した。他の男性メンバーからヒアリングすることで、「彼」としての作戦に役立てようとしているのではないかというのが、横澤の推理だ。この意見に、スタジオメンバーの滝沢カレンと神尾楓珠も「確かに」「そういうことか」と賛同していた。
MC陣のみならず、男性メンバーからもSASUKEが「彼」だと予想する声が上がっている。第4話で中間告白が行われる直前に、メンバーたちはスノーボードへ。その際、男性メンバーたちの間で「彼」の話題になると、レオはSASUKEが怪しいと思う理由について「挙動が急な場面が多いから、オオカミを選んでいるように見える」と語った。SASUKEの恋模様を振り返ってみると、第一印象ではユリホにブレスレットを渡したものの、その後すぐ、ゆなと急接近。そして、このままゆなと安定カップルになるかと思われた矢先、まゆに心変わりしており、レオが「急」だと言うのにもうなずける。
その他にも、SASUKEには気がかりな点がいくつか散見される。例えば、第6話の終盤で、YUNAが「太陽LINE」をゆうきに送信したシーン。これまでYUNAはゆうきとあまり接点がなく、突然の行動に、メンバーたちは驚いた。この時、LINEを送信するYUNAの隣には、SASUKEの姿が。「こんなわがまましていいのかな」と迷いを口にしたYUNAに、SASUKEは「堂々と行きなさい」と背中を押したのだった。この場面はスタジオのMC陣からも注目を集め、滝沢カレンから「大黒幕いた」との声も。SASUKEが「彼」であるとするならば、恋の矢印がゆうきに向くよう、何らかの目的でYUNAをコントロールしていた…という見方もできるのではないだろうか。
また、第10話のラストで、レオから「ゆなのこと好き?」と聞かれ、SASUKEが「好きよ」と答えている点も引っかかる。この発言がもし、恋愛感情の「好き」だとするならば、本当はずっとゆなに想いを寄せていたものの、自分が犠牲となり、「オオカミちゃん」であるまゆを恋の相手に選んだのではないかと、勘繰りたくなってしまう。
ゆうき&ショーンも実は怪しい!?見逃せない行動を紹介
ここまでは、特に疑わしい行動が多い、せいな、レオ、SASUKEを見てきたが、もちろん、3人の中の誰かが「彼」だと決まったわけではない。ゆうきとショーンも数こそ少ないものの、怪しい要素はあり、周囲に悟られないよう、うまく立ち回っている可能性もある。最後に、ゆうきとショーンの行動に注目して、「彼」を考察してみることにしよう。
【ゆうき(櫻井佑樹)】
前半戦、ゆうきの恋の矢印は、真っすぐユリホに向いていた。しかし1度だけ、ゆなを意識しているような素振りを見せたことがある。第2話で、ゆなが「何人気になってる?」と尋ねると、ゆうきは「気になっているのは1人」としつつ、その他に「話したい人がいる」ことを明かし、それがゆなだと伝えていた。そしてその後、まゆがSASUKEに「太陽LINE」を使い、デートに誘うと、ゆなも参加希望のLINEを送信。それを見たゆうきも、デートへの参加を表明したのだ。ゆうきにとってこの行動は、ゆなのいる「太陽LINE」デートに参加することで、ユリホの気を引く狙いがあったようだが、表向きには、ゆなに気持ちが揺れているようにも見える。もしこれが「彼」の作戦で、周囲を混乱させようとしていたのならば、後半になってYUNAのことが気になる様子を見せているのも、同様の理由とは考えられないだろうか。「彼」であるゆうきが、影で糸を引いている可能性も捨てきれない。
【ショーン(Sean)】
ショーンのこれまでの恋模様を振り返ってみると、ユリホからもアプローチを受ける中、中間告白でYUNAと両想いに。ショーンは比較的早い段階で、YUNAに気持ちを固めているように見えた。しかし第9話で、YUNAから「友達の方が良かった?」とストレートに聞かれると、ショーンは「今は友達でもないけど、そういう関係でもない感じしない?すごい距離感じない?」と率直に吐露。これらの要素を踏まえると、「彼」であるショーンは、他の男性メンバーが騙されないよう、「オオカミちゃん」であるYUNAを選んだが、最終告白が迫る中、気持ちに迷いが生じ始めた…という考察もできる。ただ、ショーンはこれが初恋だと話しており、こういった状況の背景には、恋愛経験の少なさが影響しているのかもしれないが…。
ここまでさまざまな「彼」予想を展開してきたが、いかがだっただろうか。いよいよラスト1話となり、まゆも無事復活を遂げた。「彼」と「オオカミちゃん」をめぐる謎が、少しずつ解明されつつある今、改めて過去の放送を振り返ってみると、新たな発見があるかもしれない。最終回に向け、ますます盛り上がる恋模様を見守りつつ、考察を楽しんでみてほしい。
なお、5月3日(水)正午から5月4日(木)正午までの24時間限定で、『彼とオオカミちゃんには騙されない』の第1話~第11話までを無料で視聴可能だ。
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