ロシア“出禁”リスト漏れ舛添要一氏「その程度の情報能力なのか」と皮肉も

　ロシア外務省は日本への制裁措置として日本人63人のロシアへの入国禁止措置を発表した。中には岸田総理大臣や林外務大臣など政府関係者。またメディア関係者や研究者などが名前を連ねている。同じくリストに名前を連ねた自民党の高市早苗政調会長は自身のツイッターで「上等やないかいっ。招かれても行かんわい！」などと関西弁を交えて反応している。

【映像】違和感だらけのロシア“出禁”リスト

　今回の人選から漏れた格好となった国際政治学者の舛添要一氏は8日にABEMA『ABEMA的ニュースショー』に出演。「テレビなんかに出て結構有名な奴を拾ってきたという感じがしますね。ハッキリ言うと、その程度の情報能力なのか」と述べ、ロシアの出禁リストを皮肉る一幕があった。

　さらに「（在日ロシア）外交官追放と同じで何かやらないといかんから、とにかく作ってみようという形で作ったという感じがする。岸田総理は来ちゃいかんけど、安倍元総理は来ていいという理屈が成り立たない」とも続けた。

　人選を含めて違和感満載の出禁リスト。この点について、舛添氏は日本とロシアの感覚の違いがあるとも。

「ソ連、ロシアというのは、政治家を辞めて引退したら『年金生活に入る』という言い方をして完全に政界からシャットアウト。その頭で言うと安倍元総理とか菅元総理など直前の総理も国会議員はやっているけど、ロシアの感覚からすると総理を辞めたら年金生活に入って、引退したような感覚で見るんだろう」

　舛添氏はそのようにも述べ、古典的な考え方が情報戦でウクライナに負けている要因だとも指摘した。