大谷翔平、6回2安打1失点の好投も4勝目ならず勝ち負けなし打者では4打数1安打チームは延長で競り負け

【MLB】エンゼルス2－4レイズ（5月11日・日本時間12日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場し、投手として6回2安打1失点5奪三振と好投したものの、0-1とビハインドの状況で降板、勝ち負けはつかなかった。また打者としては4打数1安打1盗塁だった。なおチームは8回に代打ウォードの2ランで追いついたもの、延長10回に勝ち越され競り負け。連勝は「3」でストップした。

【動画】雄叫びを上げながら投げ続ける大谷翔平

　大谷は中5日で今季6度目となる先発登板を果たすと、初回から変化球の制球に苦しみ、序盤から球数がかさむ展開になった。2回には決め球であるスプリットが抜け、甘く入ったところをキーアマイヤーに痛打され、先制の3号ソロを浴びた。それでも3回以降、徐々に調子を上げると、この日はスプリットやスライダーといった決め球ではなく、大きく縦に割れるカーブを有効活用。カウントを整え、追い込んでからは空振りを奪う球として使いこなした。5回にはギアを上げたのか吠えながら全力投球すると球速も99.2マイル（159.6キロ）まで上昇。一転して6回は変化球を多投して2三振を奪い乗り切った。

　打者としては4回の第2打席にファーストへの内野安打を放ち5試合連続安打をマーク。投手として登板中ながら果敢に二盗を決めるなどチャンスメイクに務めたが、後続の打者に一本が出なかった。8回、0-2と2点を追う中、スタメンを外れていた代打ウォードが値千金の同点2ランで大谷の負けが消えたが、10回に勝ち越しを許した後の攻撃では追いつけなかった。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）