使用の可能性が急浮上する化学兵器、ロシア軍を思いとどまらせることは可能か ABEMA Prime 2022/05/12 14:57 拡大する 戦闘が続くウクライナ南東部の都市マリウポリで、ロシア軍が化学兵器を使う可能性が再び浮上している。【ノーカット映像】プーチン大統領の演説(軍事パレードの様子) 近年ではシリア内戦でアサド政権が有毒ガスを使用、市民に多大な犠牲が出たとされ問題視されている化学兵器は193の国と地域が批准する「化学兵器禁止条約」で生産や保有、使用などが禁じられており、批准国にはロシアも名を連ねている。 11日の『ABEMA Prime』に出演した防衛省防衛研究所の山添博史・主任研究官は「400年にわたるヨーロッパの戦争の歴史の中で出てきた、“政治には戦いがつき物だが、必要以上に被害を大きくすべきではない”、“捕虜は適切に扱い、交換をする”など、グロティウス以来の国際法の思想が積み重ねられてきた。その中に、制限をすべきものとしてクラスター弾や地雷、そして化学兵器があるということだ」と説明する。 続きを読む